機関投資家の食い物にならないように注意しましょうね
トランプショックからの全戻し+さらなる上昇。予想だにしない動きに翻弄された方もいっぱいいたのではないかなと思います。
この動き、明らかに一般投資家を屠りに来てます。此処から先も、かなり気をつけたほうがいい相場であることは間違いないかと思います。
「トランプが勝てば大きなドル安に触れる」これは選挙前に散々言われてきたことですが、これまでの動きをあらためて考えると、この刷り込みを巧みに利用した価格誘導が行われているのは明らかだと思います。
まずは、①ヒラリー優勢という(誤)情報を流し、ドル高の方向に向けました。
その後、狙ったかのように②トランプ勝利で急激なドル安誘導。
そのまま行くかと思いきや、③あれよあれよという間に全戻しして、④更に上に向かっているという状況です。
さて、これを一般投資家の心理に投影してみましょう。
(①ドル高誘導)
「お?ヒラリー勝つのかな?じゃあドル買いだな!」
(②トランプ勝利)
「うわ!トランプ勝ったのか!じゃあドル売りに切り替えだ!」
(③謎の全戻し)
「えっえっ、トランプ勝ったのにドル高ってどういうこと?・・・いやトランプが勝ったらドル安に動くはず!コレは一時的な戻しだからホールドし続けるぞ!」
(④更なるドル高へ)
「もう元の水準を超えてドル高になってるよ・・・ホールドするのも限界に近いよ・・・」
さあ、⑤この後、ドルがどのような動きをするか、想像つきますでしょうか?
では、こんな仮定を置いてみましょう。
もしあなたが相場の神で、どのようにも相場を操作できるとします。↑の一般投資家を最も効率的にオーバーキルするにはどうすればいいでしょうか?
そうです。彼がショートポジションを手放すまでドル高誘導し、その後、急激なドル安に誘導するのです。そのタイミング、ちょうど今くらい、なんだと思うんですよね。
トランプショックが発生したときの価格+α。この辺、超怪しいです。
「トランプ=ドル安」の強い刷り込みにより、ホールド力が強くなっているので、+αがけっこう大きめになっているようですね。
ドル円で言えば、トレンドはちょうどドル高方向を模索している段階。
個人的にはもう一段上を目指していきそうな気もしますが、一旦、下方向への揺さぶりが入ってくる可能性は十二分にあると考えますので、気をつけた方が良かろうかと思います。
・・・というか、私は今の相場に参入する気力ないですw