こんなスプレッドで勝てるわけがない・・・
以前の記事で、BitPointのスプレッドがだいぶ戦えるレベルまで来たということを記事にさせていただきましたが、先週あたりから、また雲行きが怪しくなってきました。今週に至っては、もう酷いなんてレベルではないです。
私がFX-ONで出品しているボラティリティブレイクシステム for BTCですが、先週まではすこぶる調子がよく、しっかりと利益を積み上げていましたが、それが今週に入り一変。
ビットコイン自体は一本調子の上げで、本EAにとってはこれ以上ないチャンスのはずなのに、エントリー即決済が頻発してジリ貧の状態。何かがおかしい・・・と思って調べていたら、スプレッドの開きが原因と判明しました。
今回も、以下のツールを用いてスプレッドを調査しました。
今週のスプレッド調査結果
今回調査したのは、5月8日マーケットオープン~本日5月9日の21時ころまでのスプレッドデータです。ティック単位で取っているスプレッドについて、CDFを取ってみました。
以前調査したデータとは似ても似つかないデータになってしまいました。50%ile値で1,000Pipsを超えるスプレッドになっており、全体の1割は3,000Pips以上ものスプレッドです。こんなスプレッドで勝てるわけがありません。
BTC/USDも同じような結果です。
タチが悪いのは、1割位の確率でスプレッドフィルタによるエントリー条件をみたすことです。時系列を見てみると、100Pips未満スプレッドの次のティックのスプレッドが2,000Pipsとかになっているところもありました。これがエントリー即損切りのからくりでした。
ボラティリティブレイクシステムのBitPoint運用は一時休止したほうが良いかもしれません
ボラティリティブレイクシステムについては、この問題に対応するため、以下のバージョンアップ対応を予定しております。
- スプレッドフィルタに保護段数を設ける
- 決済をストップロスからロジック決済に変更し、決済条件にもスプレッドフィルタを適用する
しかしながら、対策1についてはあくまで回避策であり、また対策2についても取引あたりの損失額が膨れる危険性もあり、有効策かどうかが現時点では分かっておりません。
BitPointにて本EAをご利用いただいている方に於かれましては、今は運用を停止していただくことを推奨いたします。(あるいは、スプレッド固定のBigbossなどの別業者の利用をご検討いただいた方が良いかもしれません)
よろしくお願いいたします。